8月7日、長野市川中島のフーズネットながの(株)さんが、こども宅食えんまる便のひとり親家庭のお母さんとこどもたち22名を、信濃町での「とうもろこし収穫体験」を無償でご招待いただきました。
※新型コロナウイルスの拡大が顕著になってきたなか、収穫体験をおこなううえでの、最優先事項は、新型コロナ感染対策です。フーズネットながの(株)さんの収穫農場での感染対策とともに、 えんまるの、 『新型コロナウイルス感染防止対策』における 3.実作業における新型コロナ感染防止対策。こちらを転用して、徹底しておこないました。
そして、今回、ひとり親家庭さんと収穫体験をおこうなうのは、長野県立大学こども学科の学生さん8人です。1世帯に大学生のお姉さんが1人ずつ付いて、一緒に楽しく収穫体験をします。
とうもろこしの採りかた、おいしくいただく調理方法など担当者さんからお話を聞いて、密にならないよう、各世帯間隔をとって、いよいよ、収穫開始です!
「これは採ってもいいかな?」「これはちょっと小さいかな…」「うわっ、これ大きい!」こどもたち、学生さんの声があちらこちらから聞こえてきました。
3歳女の子と3年生のお兄ちゃんは、自分の背たけの倍以上もある、まるで森のような、とうもろこし畑の中をどんどん入っていきました。そして、大きなとうもろこしを見つけると、両手を使って一緒に「よいしょ!」ともぎ取り、「取れたぁ!!」とお母さんと学生さんに大満足の表情で見せていましたよ。
「この農場のスイートコーンは生でも、とてもおいしく食べられるので、収穫したら皮をむいて、ぜひ食べてみてくださいね!」担当者さんからはそんな説明も。すると、お母さん、4年生のお姉ちゃんと2年生の男の子のご家庭は、大きなトウモロコシを採って、「よーし、食べちゃおー!」と3人で拳をあげて、皮を剥いてパクリ。「みずみずしい!あまい!一本すぐに食べれちゃうね~」と大喜びで、すぐ横にいた学生さんもニコニコでその様子を見守っていました。
もちろん、初めての生トウモロコシに、おっかなびっくりの子もたくさん。けれど、本当に食べれるのかな?大丈夫かなぁ…と、おそるおそる一粒口に入れた途端、「あまい~」「おいしい!」とびっくり。そこからは、みんなガブリと美味しそうにかぶりついていましたよ!なかには、そのまま一本、あっという間にペロリと食べちゃった子もいました。
暑い中、一生懸命とうもろこしを採った後は、フーズネットながのさんから、湧き水でキンキンに冷えたレモネードのプレゼント。そして、ひとやすみの後は、お待ちかねの焼きたてとうもろこしをいただきます。※距離を取り、かつ家族単位で時間をずらして食べていただきました。学生さんは収穫体験後、別の時間帯で食べていただきました。
あまく、みずみずしかった生のとうもろこし。それを香ばしく焼いたとうもろこし、どんなお味だったでしょうか。
・「さっき、生のとうもろこしを食べたばかりだけど、焼きとうもろこしもおいしいから、いくらでも食べられる!」と小3の男の子。
・「山と、とうもろこし畑を見ながら、おいしい焼きもろこしが食べれて、母さん最高だね!!」小6の男の子。
・「香ばしくて、おいしい!」「信濃町のとうもろこしは本当に凄いね!」とお母さん達も大喜び。
収穫体験後には、フーズネットながの(株)さんから、ひとり親家庭さんへ、なんと!こども1人当たり、とうもろこし5本のお土産もいただきました。
早速、参加してくださったお母さんから、感想が続々と届きました。
・こどもにとって良い体験ができました。たくさんのお土産もいただいて。家族みんなで出かけられて良かったです!
・今日は楽しい日にしてくださり本当に有り難うございました。本当に甘くて美味しい(トウモロコシ)を頂けて幸せな日でした。学生さんともっとお話しもしたかったので、また機会を作っていただけると嬉しいです!本当に有り難うございました。
・子供達も収穫体験や焼きとうもろこしご馳走になり楽しかった様です。学生さんたちも優しく楽しい方達で有意義な時間を過ごせました。
・子たちがとても楽しかったようで、早速夏休みの日記に書いていました!
そのほかのお母さんからも、「凄く楽しかったです!」「行って本当によかったです!」そんなお声をたくさんいただきました。
学生さんからも感想が届いています。
・目をキラキラさせて収穫しているこどもたちの姿を見て、自分もうれしくなりました。
・直接ひとり親家庭さんと関わることができ、お母さんや子どもたちの明るさやあたたかさを直に知ることができました。私はお母さんが子どもに注ぐ優しさや愛情を感じたことが今日の1番の思い出です。この先の活動をより一層頑張りたいと思えました。
・このような機会があると、一人親家庭のお母さん達も孤立せずに、親同士、子ども同士の交流がもてるので、いいなと思いました。
・先月の梱包の時は、お届け先の家庭の事までは、わからなかったけれど、実際のお母さんとこどもたちと会えたことで、繋がりを持てた実感がわきました。
こども学科の大学生のお姉さんと一緒に、子どもたちに夏休みの楽しい思い出をつくってもらいたいな。そして、お母さんにも、少しひと息ついてもらいたいな。そんなことを考えての今回のとうもろこしの収穫体験の取り組み。お母さん、こども達、そして学生さん。みなさんが、とても楽しそうに収穫体験をおこなっていて、たくさんの笑顔があふれた一日となりました!
※長野県立大学こども学科の学生さんも新型コロナの影響で、子どもたちと触れ合う、現場の実習が例年より減ってしまっています。学生さんにとってもお母さんとこどもの関わり方を学べる機会となるように。今回は、そんな狙いもありました。
フーズネットながの(株)さんのご担当者様には、お忙しい中、何度も打ち合わせをしていただきました。さらに、現場のとうもろこし農場は、一年で一番忙しい繁忙期。その状況の中、農場のスタッフの皆さまにも、事前の準備、当日も終始丁寧な対応をしていただき、ありがとうございました。
フーズネットながの(株)の社員の皆さまからの、ひとり親家庭さんに向けた「夏休みの思い出」の素敵なプレゼントを本当にありがとうございました!
※8月20日 信濃毎日新聞 北信版にて掲載いただきました。