「こども宅食えんまる便」の新しい取り組み「課題解決型の居場所づくり」第3回目、長野県立大学の構内、7月の休日におこないました。(対外的に日時は非公開です)こどもと親御さんご自身の身体と心について、不安を抱えているご家庭に向けて、6月度に続き、長野赤十字病院の大島章先生に直接相談できる場を設けました。

個室の相談ブースでお母さんが大島先生に相談、その間こどもたちは、こども学科の学生さんが楽しく保育と学習支援。最後に、かご一杯の食品お渡ししました。

4月から開始した「課題解決型の居場所」も今回で3回目になります。今回参加をされたお母さんたちは、普段は明るく一見すると元気にみえる方がほとんど。ですが…実は、ひとりで悩みや困りごとを抱えているお母さんばかりでした…。

また、学生さんからこのような感想をいただきました。「この居場所は、お母さんだけでなく、学校にいくことができなくなってしまったこども達にも意味のある時間になることがわかりました。」※今回は不登校のお子さんも数名参加しました。

自分の気持ちを我慢することが多いこども達だと思います。その中で、学生さんが1対1で向き合ってくれたことは、とても楽しく貴重な時間になったのかなと思います。こども学科准教授の渡邉先生からも「本当に良い取り組みで、今後の可能性もたくさんありますね。」とお話をいただきました。今後も日々のやり取りの中で、お母さん、こどもたちのSOSのサインを見逃さずに、ていねいに気にかけていく必要性を再確認いたしました。

来月8月は県立大学の事情で課題解決型の居場所はお休みになりますが、9月は、松代福祉寮の専門の先生方に相談できる場を設けるとともに、「こども宅食」の活動で、日ごろドリンクのご支援をいただいてる、アサヒ飲料(株)長野支店さんと楽しいイベントを企画する予定です。また、その様子もご報告いたします。