2月14日、えんまるの事業報告会を開催し、50名を超えるたくさんの皆さまにご参加いただきました。会場もいっぱいとなり、休日にも関わらずご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回の報告会のテーマは「地域にやさしさをめぐらすために」。
えんまるがこれまで大切に取り組んできたこと、そしてこれから地域の中でどのように支援やつながりを広げていけるのかを、皆さんと一緒に考える時間となりました。

第1部では、えんまるの活動の中心のひとつである「こども宅食えんまる便」をはじめ、若者支援や居場所づくり、そして、支援を日常の中で自然に支える仕組みとしての「えんまるシェ」まで、これまでの取り組みをご報告しました。

えんまるは、困りごとを抱えていても声を上げることが難しいご家庭や子どもたち、若者と、どうしたらつながることができるのか、そして、そのつながりを続けていけるのかを考えながら、活動を続けてきました。
そうした中で続けてきた取り組みは、どれも最初から特別なことをしようとして始まったものではなく、目の前の一人ひとりに向けて「今、自分たちにできることは何だろう」と考え、ひとつずつ積み重ねてきたものです。

一方で、地域の中には「何かできることがあれば力になりたい」と思ってくださる方も、本当にたくさんいます。第1部では、そうした思いを、支援を必要としている方へ届け、その支援や共感、関係性を地域の中に自然にめぐらせていくことも、えんまるの大切な役割としてお伝えしました。

その後、長野県立大学の大野先生から講演をいただき、第2部、そして第3部では、それぞれの立場から地域のことを考え、皆さんに意見交換をしていただきました。また、えんまると一緒にできそうなこと、取り組んでみたいことを、一人ひとりボードに書いていただき、たくさんの思いが会場に集まりました。

皆さんからは、このようなメッセージをいただきました。

「必要な支援につなぎ、安心して子育てできる環境づくり」
「ケアリーバーへメッセージを届け続けること」
「誰でも役割を持てるような地域の仕組みにする」
「孤立をしない環境づくり」
「孤立困窮家庭のこどもたちに、心のこもった支援を届けたい」
「経済的な自立の支援の連携」
「宅食や居場所のとりくみをこれからもていねいにおこないたいです」
「地域の中での課題を、自分たちの持っているネットワークでつなげる」
「通常の取り組みとは違った、なかなか出会えない人や団体をつなぎたい」
「こどもの支援はもちろん、大人(保護者)の話も丁寧に聞いていくこと」
「想いを一緒につなげる」
「貧困、困窮が、今は自分は心配なくても、自分と地続きのことと思ってもらえるように伝えていきたい」
「社会的養護を受ける子どもたちに、たくさんの支援者がいることを知ってもらい、つなげていく」

一部のみのご紹介ですが、どのボードにも、それぞれの立場からの思いがまっすぐに表れていて、今、自分にできることや、誰かのためにできることを考え、できることから始めようとする前向きな思いが伝わってきました。
立場の違う人たちが集まり、それぞれの場所から地域の課題に向き合い、言葉を寄せてくださったことが、とても印象に残りました。こうして寄せていただいた思いを、これからのつながりや広がりにつなげていけたらと思います。

ご参加くださった皆さま、改めて本当にありがとうございました。今回の報告会でいただいた思いやつながりを、次のステップにつなげながら、これからも皆さんと一緒に歩んでいけたらと思っています。