12月16日(火)、長野県立大学こども学科2年生の皆さんに向けて、
「社会的養護の対象と支援② 〜アフターケアの現状と課題〜」授業の時間をいただき、100分間にわたり、学生の皆さんと共に考え、学ぶ機会をいただきました。
当日は、児童養護施設 三帰寮の荒井先生より、児童養護施設の現状や、アフターケアの現状と課題について、現場での実践を交えながらお話をしていただきました。









荒井先生のお話の後には、えんまるの岩間千佳より、NPO法人えんまるがおこなっているケアリーバー支援や、各児童養護施設と連携して取り組んでいる支援について、お話をさせていただきました。
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児童養護施設の現状、そしてえんまるの取り組みについてのお話に、学生の皆さんがとても熱心に耳を傾けてくださっている様子が印象的でした。授業後には、たくさんの感想が寄せられています。感想を拝見する中で、学生の皆さんが、社会的養護やアフターケアを、それぞれが置かれている状況や背景に寄り添いながら受け取ってくださっていることを感じました。(ぜひ、感想もご覧ください。)
えんまるとしても、引き続き児童養護施設の皆さんや、地域のさまざまな方々と一緒に、「ひとりにしない支援」を、ていねいに積み重ねていきたいと思います。長野県立大学こども学科2年生の皆さん、大野慶先生、本当にありがとうございました。
・自立訓練のために、擬似一人暮らしができるアパートのような施設が用意されていることや、職員は退所後も親代わりとしてあり続けるという具体的な支援がわかって興味深かった。ライフストーリーワークは、話す立場も苦しいなと感じた。孤独はタバコと同じくらい身体に悪影響という話を聞いて、人との繋がりの大切さを知ることができた。
・現場にいる職員側からみて現状の児童養護施設でもっとこうなったらいいとかあれば知りたいと思いました。
・現場にいる職員側からみて現状の児童養護施設でもっとこうなったらいいとかあれば知りたいと思いました。
・リービングケアやアフターケアについて、これまでは制度や支援内容を中心に学んでいましたが、実際のエピソードを聞くことで、より具体的に理解を深めることができました。心温まる婚姻届の承認にまつわる話がある一方で、自己破産に至ったケースなどもあり、当事者が直面する課題は非常に多様であることを改めて実感しました。こうした現実を知ることで、表面的な支援だけでなく、一人ひとりの状況に寄り添った継続的な支援の重要性を学ぶことができました。
・児童定員を設けていて、支援を必要としている子どもたちにちゃんと支援が届いているのか疑問に思いました。今は定員割れしているようですが、近年の様子を見ると、これから更に支援を必要とする子どもたちが増え、定員いっぱいになってしまったときに困るのではないかと思いました。職員の負担などの理由からだと思いますが何か対策があればお聞きしたいと思いました。現在の長野市にどれぐらいの規模で児童養護施設が展開されているかわかりませんが、支援の輪をもっと広げていけるような専門職になりたいなとおもいました。支援施設の専門職として子どもたちを支えたり、施設の外から、地域の見守りとして支援を行うなど、子どもたちの人生を支える手段がたくさんあることがわかりました。私は子どもたちの発達支援に興味があるので、今回のお話とはまた別の角度からのアプローチをしながらも、様々な支援団体と連携した支援を展開できるような知識を身につけていきたいです。
・私はユースセンターで高校生の支援をしているのですが、気付かないところで無理していたり、思いもよらないところで実は悩みを抱えていたりします。えんまるの支援のように、心を開いてもらうところから始めるというのは大事だなと思いました。関わる中で悩みをぽつぽつと話してくれる時がよくあります。家庭環境に問題を抱えていると、私が普段関わる子ども・若者より悩む要素も多いと思うから、児童養護施設やNPO法人の活動で助けられている子たちがたくさんいるし、大切なお仕事だな、と改めて思いました。
・正直、児童養護施設は身近な所ではないので知らないことも多い中でのお話だったが、退所後の行き先だったり様々なケアの仕方だったりと新たに知ることが多かった。自分が思っていた以上にアフターケアの数が多く、それ程大切なのだと考えた。また、ケアリーバー支援により、退所後に一人暮らしをすることが多い退所者が誰かが見守ってくれている、1人じゃないんだと感じることができるのだと学ぶことができた。
・児童養護施設の詳しい雰囲気や状況など分からないことを知ることができました。利用者の子どもたちは成人式に参加出来ないので、振袖を着れる機会を作ったり、一人暮らしに向けて家電を一緒に購入したり、本当に困っている人に支援を届けたいというのが伝わってきてとても感動しました。私も今お金に余裕がなく金銭的な支援はできないけれど、バースデーカードなどできることからやっていきたいと思いました。
・想像以上にイベントがあったり様々な支援があったり温かい環境なのだと感じた。実際に現場を見てその雰囲気を感じてみたいと思った。
・児童養護施設が具体的にどのような活動をされているのか今日詳しく知ることができました。特にインケアの依存と自立に関して、自立には、十分に依存した経験が必要、ということが印象に残りました。子どもたちが十分に依存できるような人になるためには日頃からの積み重ねが必要だと改めて感じました。施設にいる時だけでなく、子どもたちの人生を見るように長い支援が大切だと学ぶことができました。また、安心の上に人、そして子どもの意思がでるということも印象に残りました。ただ子どもの意思を聞くだけでは、本当の気持ちは現れないように感じました。子どもたちが思ったことを素直に言うことができるような環境を常に目指していくことが大切だと感じました。
・インケアの説明の中で依存と自立という内容で私自身は、あまり依存しすぎない方がいいと思っていました。でも、最終的に自立するためには依存するという過程が必要だと説明していただいて考え方が変わりました。私自身も家族に依存して成長して今、一人暮らしできるくらいの自立はできているので、それはどの状況で生きる子供みんなに共通すべきことなんだと考えました。
・児童養護施設のリービングケアで、ライフストーリーを教えることがあるということを初めて知った。ポジティブな伝え方を意識することは大切だと思ったので、リービングケアだけではなく、日常生活でも使えることだと思った
・児童養護施設で働く方の話を聞くと、子どもたちの実際の様子などを知ることができました。アフターケアは10年を基準に行われており、大変になった時に助けを求める場所があるっていうことは、とても大きいことだと感じました。退社後も施設を訪れるなど、実家のような存在に児童養護施設がなるということは、人々にとって温かく感じられることになるのではないかと考えました。また、えんまるの発足のきっかけとなった保育園で働きながら、女性が働いたり、育児をしたりする大変な生活に目を向けて、その支援を目指したきっかけが素敵だと思いました。話を聞く中で、自分が普通、当たり前と思ってたことが、できない家庭がいることを知り、えんまるの活動はそのような家庭にとって、とてもありがたい存在になると感じました。
・自分とは全く異なる状況の子どもたちは自分が知るよりも多くいて、自分が思っている以上に自立することは難しいのだろうなと感じた。アフターケアについてなのですが、前回の授業で3年以内に連絡が取れなくなってしまうことが多いと伺ったのですが、その場合は継続的にアプローチするのですか?
・アフターケアについて、授業の中で退所後3年間で連絡が取れなくなるケースが30%ほどあるということで、あまり退所後は深入りしないのか、具体的にどのような支援を行っているのか気になっていたため、今回の授業で現場での状況などを詳しく知ることができてよかったです。
・実際に児童養護施設で働いている方のお話を聞いたことで児童養護施設の様子や大舎制とユニットの違い、実際の問題とそれらの背景を知ることができた。進学率の低さは以前の授業で聞いていたけど、それらにも様々な要因があることがわかった。また、就職したとしても継続できるかの問題がまたあり、児童養護施設で暮らしていた子どもの自立の難しさや、現在手厚くなっている支援を知ることができた。また、インケアの部分でたしかに高校生から入所した子は安心、安全の生活や依存と自立のバランスを整える時間がないことを知り、どのように対応しているのか気になった。
・児童養護施設におけるアフターケアについて、自分の生い立ちを知らないことは課題というお話が特に印象に残りました。退所後に自立して生きていくための”これから”のことだけを支援していくイメージがあったけれど、自分自身について知るを「ライフストーリーワーク」もとても大切なことなのだと初めて知りました。また、安心・人・意思の、自立のかたちのお話で、自立の土台となる安心をしっかりとつくることが大切だと学びました。ケアリーバー支援のお話では、色々な支援が存在していても、必要な人に届いていなければ意味がないと分かったし、そのためにはえんまるのような活動が大切だということを学びました。
・育った環境で人生に大きな影響を及ぼすということを学びました。進学したくても支援してくれる存在がいないから就職を選んだりしている人がいる現状を知り、やりたいことを自分で自由に選択できることは当たり前では無いと感じました。子どものために退所後一人暮らしに向けての支援をしたいけど、金銭面の問題で出来ないこともあると知り、難しい問題だと思いました。
また、支援があるからといって必要な人に必ずしも届いているわけではないと聞き、機関に繋げるための支援や、えんまるさんのような訪問して直接お家の方とお話する機会はとても重要だと思いました。お話の中でぬいぐるみやおもちゃの写真が写っていましたが、それは施設側がプレゼントするのか、それとも休日一緒に買いに行くのか気になりました。
・自立には十分に依存した経験が必要だということを初めて知った。子どもが自分は愛されている、安心できるという場所や人がいることで、いつでも相談できるという安心感から自立へとつながるのかなと感じた。また、安心できる場所や人がいることにより、自分のやりたいことができる、やりたいと人に言えることがわかった。子どもが安心できる環境づくりを第一に考えることが大切だと思った。
岩間さんのお話で、支援した方からのお手紙を読み、自分が18歳の時はここまでの覚悟を持てないと感じた。退所者は多くの不安や覚悟を持っていることを忘れず、支援について学んでいきたいと思った。
・児童養護施設に入っている子の多くは虐待を受けていたり、愛着形成ができていない子が多いと知り、親や家族が当たり前にいる生活をしている私にとって正直想像するのが難しいところがあったけど、具体的な話や施設を出た後の生活の様子を知り、すこし理解が深まったと感じました。すこしでも施設の子どもたちが幸せに生活できるような関わり方や支援ができるようにもっと学びたいと思いました。
・児童養護施設がどのような施設で何をしているかというのは、今までの授業内でも学んできたが、実際に働いている方のお話を聞いたことでより具体的な支援の流れや内容を知ることができた。
リービングケアのライフストーリーワークという、生い立ちについて伝えるという内容を初めて知り、養護施設で暮らすこどもたちにとって、これから先自立して生活していくには、過去の人生についても知ることも大切なのだとわかった。また、アフターケアについては一人暮らしを行う人がほとんどで、進学や就職の中で経済的な困窮や精神的な不調が現実あると知った。施設にいる間のケアはもちろん、アフターケアも他団体と連携を図りながら行うことも支援の役割と学んだ。今までえんまるの活動をあまり行えずにいたが、何か自分がこどもたちの生きる力のほんの少しでも支えになることができたらいいなと感じた。
・インケアやリービングケアやアフターケアなどの言葉は知っていたがちゃんとした意味を理解できていなかったので今回の講義を通してしっかり理解することができて良かったです。なぜ支援が行き届いてないのか疑問に思っていたが、人付き合いが苦手だったり、弱みや失敗を責められたくないなどの理由を知ることができ納得することができました。
・今回の授業では児童養護施設の職員の方の話を聞いて、具体的に施設の支援の話を聞くことができました。「自立には十分に依存した経験が必要」だという言葉が印象に残りました。その通りだなと思って、だから十分に依存または、職員が安心できる人になれるように、家庭的な環境で支援することの大切さを再確認することができました。また施設内に1人暮しができるようになるための訓練室があるという話や、高校生はアルバイトをして自分の携帯代を払うという話を聞いて、まだ高校生の頃から一人で生きていく準備をしていて、必要なことだと思いますが純粋に偉いなと思いました。
・児童養護施設での具体的なケアの説明をお聞きして、一人ひとりの子どもたちが少しでも自分らしく幸せに暮らせるように様々なことが考えられていて、様々な支援があることがわかった。また実際に2年前の自分にとって、自立して何もかも一人やらなければならないという状況はすごく困難で心が折れてしまうだろうなと思ったし、それを職員さんたちは一生懸命支えようとしてくれているんだなと感じた。そういう人たちにとって家具や家電をもらえたということももちろんありがたいと思うが、応援してくれている、見守ってくれている人がいるということが頑張る活力になるだろうなと思ったし、お礼のお手紙を読んで胸がいっぱいになった。自分にできることは本当に少ないと思うけどこれからも梱包や居場所作り、バースデーカードなど、できるところで少しでも貢献できたらなと思います。
・児童養護施設から出た後の支援は養護施設の職員以外も広く関わりを持つことで孤立を防げることに気づきました。児童養護施設は家庭に比べて自立するのがどうしても早くなってしまうので、孤立もしやすいということを学びました。支援する側も金銭面での困難はつきものだと思うので、自分の団体でお金の循環をつくる取り組みなども必要なことが分かりました。
・実際の現場の方からアフターケアのお話を聞くことができて、すごくよかったです。児童養護施設から継続して支援する立場と、NPO法人が新たな信頼関係を築いて支援する側と、違う立場での支援の仕方を学ぶことができました。
・児童養護施設について、初めて知ることが多く、今度の施設見学への期待が高まりました。
・児童養護施設の役割や、具体的な関わり方、内容について知ることができてよかった。入所している人への対応の仕方や自立する為に大切にしていることを学べたため、少し実習に対する不安が軽くなった。
・継続的な繋がりや退所後のことを考えたアフターケアの支援内容やお互い様で助け合える地域を作りたいというお話を聞いて心が暖かくなった。きっと私が今日感じた暖かさを、支援を受けた人はもっと感じていて、孤独感を軽減しながら生活できているのかなと思った。私も保育に携わろうと思っている身として、支援を必要とする人の孤独を軽減させ安心感を与えていけるような援助のできる人になろうと思った。アフターケアが10年間であったり、思ったより手厚いものなんだと学べ、驚いた。孤独を感じやすい退所後のアフターケアが充実することは大切だと話を聞いて感じた。
・荒井さんのお話を聞き、物やお金ではなく人から生きる力をもらうことができるという言葉がとても印象に残った。いくら物やお金を貰っても、人との繋がりがなくなってしまうと安心感がなくなり孤独を感じてしまうのだとわかった。親から傷つけられた子どもたちが、職員の方々から大切にされ癒されることは本当に大切なことであり、改めて職員の方々の存在の重要さを感じることができた。また、私は今までえんまるさんの活動の中で梱包にしか参加したことがなかった。しかし、今回のお話を聞きえんまるさんがとても多くの活動を行っていることを知った。困っている方たちを助けたいという思い、実行する行動力はとても尊敬した。私も様々な活動に参加したいと思った。
・インケアの内容の中で、自立には充分に依存する経験が大切という部分が印象的だった。依存と聞くとマイナスなイメージを感じてした。しかし、自分も生まれた時から親に依存して育ってきて、その家族が安心となって今があるのだと思い、自立の元には依存する経験が必要という点に納得した。
・授業で施設で暮らしていて急に一人暮らしになるのが本当に大変だろうなと思っていたが、施設側でも自立支援を行なっている事を知り、訓練室があること、一人暮らしの模擬体験を行なえることが驚き、凄いと思った。施設で暮らしいている子どもたちは、一人暮らしの費用、携帯代など細かい費用、進学就職のお金などを一人で集めなければいけない事について、国から学費や家賃免除など支援は無いのだろうかと思った。もし無いのであればあったらいいのにと思った。家電を一緒に買った女の子の話や手紙を読んでとても泣きそうになった。
・お二方のお話を聞いて、子どもたちを決して1人にしない取り組みを大切になさっていることが印象に残りました。自分が18歳で一人暮らしをしながら働いて、身の回りの家事や金銭管理まですることを想像しましたが、絶対に無理だと思いました。えんまるの活動についてお話を聞いて、背景を知っているからこそ、明るく楽しい活動にしようという言葉がとても素敵だと感じました。私もちか先生のような人になりたいと思いました。リービングケアで、社会経験として少年野球や高校生はほとんどの方がアルバイトをしているとお聞きし、児童養護施設の子どもたちは、習い事をしているのか気になりました。クラブ活動や部活動よりも習い事をする子どもが増えていることを高校生の時に知ったので気になりました。
・児童養護施設でどんなケアや支援をしているのか話を聞き、子どもたちがどんな複雑な背景や困難を抱えているのか考える機会になりました。自分の生い立ちを知らないや18歳から自分の力だけで生活しないといけないなど、想像しきれない不安や寂しさがあると思いました。そのことを理解して、アフターケアで孤立しないような支援をしていくことが大切だと思いました。
・職員さんによる現場のお話、とても興味深かったです。全体を通して、児童養護施設での支援は職員と子どもの安心感や信頼感により成り立っているのだと感じました。私も児童センターでのアルバイトをしており、納得する箇所がいくつかあったので具体的に想像しながらお話を聞くことができました。具体的な支援の方法を学べたことも進路を考える上でとても参考になりました。また、しつけなどをする上で「叱る」という行為は子どもにとって嫌な経験を与えてしまうのではないかということが気になりました。
・荒井さんのお話を聞いて、一人一人の子どもに合った細やかな支援が求められていると改めて感じた。男性は土木関係、女性は風俗関係で働いている方も多いと知って、選択肢がそれしかなくて不可抗力的に就いている方も多いのかなと感じた。仕方ないとは思いつつも仕方ないで済ませたらいけない問題だと感じた。進学が15%、就職が85%という数値からも児童養護施設で育つ子どもが抱えているものの大きさを感じた。岩間先生のお話で印象に残ったのは支援した方のお手紙の、「自分のような人間に」という一部分で、一体どんな思いをしてこの方は生きてきて、進学の道を選んだのか、色々な葛藤があったのだろうなと思い、どうすればこういった子どもたちに寄り添えるのか考えていきたいと思った。










