令和3、4、5年度に続き、今年度も4月18日に長野県立大学こども学科4年生の皆さんに「保育臨床特殊講義Ⅳ」として、100分間学生さんと一緒に考え、学んできました。

※上の画像の教室で授業をおこないました(撮るのを忘れてしまいました。)下の画像は以前の授業の様子です。

授業後には、学生さんから素敵な感想がたくさんとどいています。こども学科の学生さん、健康発達学部長の太田先生、ありがとうございました!

以前から何度か梱包に参加させていただいたことがありました。相対的貧困の状態にある家庭はただ、食べ物に困っているだけではなく、金銭的にはもちろん、時間も、心も余裕がなくなっていくのだと言うことを事例検討の中であらためて深く考えました。また、子育て支援施設にくる親御さん達とは違い、様々な事情でこちらからドアを叩かなければ支援をうけることが出来ない家庭があり、そのような家庭に寄り添っていくえんまるは多くの家庭の支えになっているのだと知ることが出来ました。歩み寄る社会資源のあり方についてまなぶ貴重な機会でした。ありがとうございました。

ひとり親家庭の現状がここまでだとは知らなかったので正直驚きました。ネグレクトやリストカット、精神疾患や障害を持っている保護者さん等、授業で何度も学んでいるはずなのにどこか現実味がなく、今日のお話を聞いて本当に大変なんだ、、、と思い知りました。私自身、ひとり親家庭で育ってきたのですが、パン屋に行ったことがないとか、習い事をさせてもらってないとか、旅行に連れて行ってもらってないとか、そういったことがなかったので今回のお話を聞いて母親は無理をしてくれていたのかなぁ、やりたいことをやらせてもらえていたことの幸せをすごく感じました。自分自身の経験も踏まえて、将来は保護者支援が出来たらいいなと思っています。今日はありがとうございました!!!

ひとり親家庭で困っている方が、身近にこんなにも多くいることを実感しました。また、このような支援を受けたひとり親家庭の方の声を知ることができ、私も支えになりたいと強く感じました。実際にぐるんぱを通してえんまるに参加したことがありますが、少しでも困っている方の力になれたのかなと思うと嬉しく思います。しかし、このような支援は長期的に行うことで利用者の方との信頼関係を築くことができると思います。利用している方の中にはしょうがいを抱えていたり、精神科に通っている方がいると知りました。そのような方々に親身になって支援をし続けているえんまるという存在を知ったので、保育者になって困っている保護者の方に出会ったら、えんまるを紹介したいなと思いました。

宅食の仕組みや支援方法についての知識はあったものの、利用者の実際の声については知らなかったため、とても勉強になった。母子家庭である時点で、様々な悩みが各家庭にあると思う。だからこそ、各々の背景に合わせたオリジナルの支援が必要不可欠であると感じた。支援する側としてできることは何か、相手の気持ちを汲み取ろうとする姿勢を常に大切にしたいなと改めて思った。とても貴重な公演でした。ありがとうございました!

本日はありがとうございました。以前からえんまるさんとの活動には参加させていただいていたため、経験したことや頷けることも多かったのですが、新たに学べることも多くありました。特に、宅食をお届けするときに「いつまで待たせるんだ」と電話が来たというエピソードはとても驚きました。梱包を経験した私からしたら、スタッフさん方も一件一件周って丁寧にお届けしてくださっているのに、、と感じてしまいますが、その一言から「もしかしたらこの宅食がないと生活ができなく、不安なのかもしれない」「会って話そうと思ってたのに来れないと不安に思ったのかもしれない」などと、利用者さんの気持ちを考えられることの大切さを改めて学びました。また、これまで活動を一緒にさせていただいた中で、えんまるさんがお母さんやお子さんを思いやるだけでなく、お母さん方もえんまるさんを思いやっている姿を見ることもありました。それも、お母さんたちの気持ちに寄り添い、信頼関係を築いたからこそ、お互いに思いやる関係ができているのではないかと感じました。また、今回の授業で2件の事例検討を行い、保護者の方との関わりの難しさを感じました。それぞれお母さんが抱えている悩みは違い、性格や考えも違うため、どう対応するべきかとても悩みました。ですが、お母さん方の話や態度の根底にある悩みやサインに気づけるかどうか、それを話してくれるまでの信頼関係を築けるかどうかが大切になってくるということを改めて学びました。私たちは授業やサークルを通して、地域には苦しい思いをしている人やご家庭があるということを知り、対応しようとすることができますが、中にはその事実に関心がない人、知らない人がいるということを痛感しました。多くの人に知ってもらい、支援をしてもらうことも大切ですが、たった1人でも気づき、繋がれるということも大切なのではないかと感じました。1人でできることは少なく、力もまだまだないと思いますが、現場に出た時にはその気付ける人になりたい思います。

ひとり親家庭の実態を少し学べてよかったです。様々な家庭の事情に寄り添う姿勢がとても大事なのだと改めて感じました。

子育て支援には様々な形があり、様々な支援があることを知ってはいたけれど、ここまで具体的に実際に支援を受けている方の中身の話をお聞きする機会がなかったため、身近で起きている現実の話であることを実感しました。支援の難しさや持続する大変さがある中、ここまで親身にめげずに支援を続けている方がいらっしゃることが素敵だなと思いました。自分に出来る自信はないけれど、それでも保育士として関わる可能性があるため、今日ディスカッションをして考えたように、その方にまっすぐ向き合い考え続けるようにしたいです。また、私自身も一人では解決出来ないと思うので、周りにいる方に頼って少しでも解決に繋がるように努めていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。

自分の周りにひとり親の方がいなかったので、想像するのが難しく、対応の難しさを感じた。今回の授業の中で考えるきっかけを与えてくださったこと、実際の声や状況を教えてくださったことを今後の進路に役立てていきたい。えんまるさんのように、行政や保育士では届かないところで苦しむ保護者、SOSを出せない、出し方が分からない保護者を支えることはとても大切なことだし、子どもの最善の利益を守るうえで、保護者の支援は重要だと改めて思った。また、授業を受けて、母親自身も問題は何か、今の状況や理解できず、説明できない方がいるため、その人なりのSOSのサインを見逃さず、少しずつ距離を近づけていくことを私も大切にしたいと思った。

本日はありがとうございました。以前、自分が製作したバースデーカードを受け取ったご家庭から、喜んでくれた旨の連絡が来たことをみくこさん伝いで聞きました。その時、私自身もとても嬉しい気持ちになったのを今でも覚えています。そして今日、ひとり親家庭の実情を詳しく知ることができ、えんまるさんを通して微力ながら私も力になれたことを感じてさらに嬉しくなりました。また、私は母子家庭と父子家庭どちらも経験しており、講義の中でひとり親家庭について取り上げられると胸が締め付けられる思いで、少し遠ざけたくなるテーマでした。ですが、えんまるさんの各家庭に向き合う想いや繊細な配慮を持って活動していることを知り、私もそのように子どもや保護者の支えになるような保育者になりたいと前向きに考えられるようになった気がします。ありがとうございます。長々と失礼しました。

まず、えんまるの活動を立ち上げられた際に周りの方から本当に必要なの?などといった肯定的ではない意見も沢山あったことにまずとても驚きました。保育について勉強している私たちだからこそひとり親家庭など子育てに困難を抱えている方たちには支援が必要であることをとても感じているけど、そのような意見があるということは自分から知ろうとしないと届かない情報であることを感じました。情報があり、問題だと思っている人が動かないと何も変わらないことも実感しました。えんまるさんのえんまる便の活動詳細をお聞きして、とても感動しました。経済的に困難なご家庭に食材を届けるだけではなくその活動を通して孤立してしまっているご家庭の心身の支えとなっていることを改めて知りとてもステキな活動だと感じました。支援を受けているお母さんの生の声をお聞きして、私たちが普段当たり前のように行っていることもその方たちからすれば当たり前ではない、ということも改めて心に留めることができ、今の生活が送れていることに感謝しなきゃいけないと思いました。実際に届けたりコミュニケーションをとっている姿を見た訳ではなく講義でお聞きしただけでスタッフさんのどうにか支えたいという想いがとても伝わってきました。どんなに素っ気ない対応をされてもめげずにあなたのことを気にかけていますということを伝え、だれもができることではないと感じました。支援の際もスタッフを変えないことを徹底しているなどの工夫は保育の現場においても大切なことだと思いました。また、お母さんたちやこどもたちの喜ぶ声を聞き、私たち学生でもできることは沢山あることも感じました。直接的ではなくても支援できることを改めて実感し自分たちにできることを考えながら行動することが大事だと感じました。病児保育やひとり親家庭さんへの支援の実態や声をお聞きすることができ、保育士としてできることを深く考えるきっかけになりました。とても貴重な講演をありがとうございました。

ひとり親家庭の現状や実際の悩みなど、普段知ることのない背景までお聞きすることができ、いち保育者という立場からどのような支援ができるのか考えさせられました。ありがとうございました。

コミュニケーションが難しいお母さんの事例の中でそのお母さんとメッセージのやりとりができるようになったというお話がありました。どうやってコミュニケーションをとったのかとても気になりました。特にお母さんに障害がある場合、きっと支援は難しいよなと思いながらお話を聞いていました。

私は、えんまるさんはこども宅食をしていることについては知っていましたが、その一番の目的は、宅食を届けることから始めて家庭と繋がり、信頼関係を築いて相談しやすくすることだということを初めて知りました。LINEを活用し情報を提供したり相談に乗ったり、卒業したお母さんとも繋がることができているのは、お母さんたちにとってとても心強いと思いました。親身に話を聞いてくれて頼りやすい方々だと、依存されてしまうようなケースがあるのではないかと少し心配になりました。また、お母さんがスタッフの方に話すことの裏には、気にかけてほしいというような本当の気持ちが隠れていることがあるということが分かり、私もお母さんの本当の気持ちに気づけるような保育士になりたいと思いました。お忙しい中貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

ひとり親は、他人とのコミュニケーションが苦手であったり人間不信な面があることから、支援スタッフの方が信頼関係を築く上で苦労していることが分かりました。それでもスタッフの方はどんなに接することが難しくても、辛抱強く親子の孤立を防ぐ為に支援を行っている姿勢にとても感動しました。

えんまるの活動を深く知ったことで、身近にこんなに生活で困っている家庭があることに驚かされました。えんまる便での宅配での親子の姿から母親の抱えている現状は何かなど考えてできる支援を考えて行なって行くということが、一人一人に寄り添うということで保育士や幼稚園教諭としても必要な姿だと感じました。とても心に刻まれるお話ししてく ださり、ありがとうございました!

ひとり親家庭の方が大変だろう、忙しいだろうということはもちろん思っているしわかっている人が世の中多いとは思いますが、実際になにか力になろうと動き出せる人は少ないと思うので、えんまるさんの取り組みは改めてとても素敵なものだなと感じました。何か新しいことを始めることへはやはり抵抗感がありますが、これから保育の道へ進む身として何か取り組めることを思いついたり、考えが出てきたらそれを消さずに、行動に移して行けるようになろうと思います!ありがとうございました。

えんまるさんの授業を通して、「見えない部分に目を向ける」ということの大切さを学びました。ひとり親家庭さんの中には、公的支援に繋がることができていなかったり、公的支援の情報を得ることが難しかったりと支援サービスがあっても必ずそれが必要な方に届いているとは限らないということや、SOSの声を上げることができない保護者の方がいるということなどに目を向けて子育て支援を行なっていく視野と姿勢を大切にしていきたいと感じました。また、事例検討を通して、一つひとつの家庭がもつ事情や子育て環境は異なり、コミュニケーションの方法やアプローチの方法は一つではないことを改めて学び、支援の中だけではなく日々の保育で出会う保護者の方々との信頼関係の築き方なども一つではないということにも気づくことができました。そこから、各家庭の環境や背景を想像する姿勢を大切にしたいと考えました。今回のえんまるさんの授業で学んだことやこれまで一緒に梱包のお手伝い、課題解決型の居場所づくりに参加させていただいた中で得た経験を活かして、SOSを声に上げることができない方やひとり親家庭さんだけではなく子育てをされている方々がもつ不安や悩みに寄り添い、耳を傾けることを忘れずに保育者としてできる支援を考えていきたいと思いました。

ひとり親家庭が厳しいことはいろんなところで聞いていたけど、こんなにも厳しい現状があるとは驚きました。支援を繋げる、物資を届けるなど言葉ではたくさん言えるけど実際には様々な現状の積み重なりで支援に繋げることが難しかったり、まず話すことさえ難しかったりと、想像の倍以上難しいことを知りました。でも誰が悪いということはないと思うので、どちらも前向きになれるような支えを保育という立場からできたらいいなと思いました。

えんまるさんは子ども宅食のイメージが強かったため、訪問型病児保育も行っていることを学べてよかった。訪問型病児保育を実施する上で、様々な困難があったことを学び、必要としている人が必ずいるにもかかわらず、それらを実現する難しさを学べた。子ども宅食に関しては、ただ食材を届けるだけではなく、困りや不安を抱えている家庭が孤立せず様々な支援へと繋がっていけるようにすることも目標だと伺い、1つの支援から深く広い援助を行っていく大切さを学べました。困難を抱える過程への関わり方についても、表面的な出来事だけ見るのではなく、多 くの視点から見ていくことの意味を学べて良かったです。

実際のご家庭の様子をお聞きし、リアルな家庭の困り感やこどもの置かれている状況を知る事ができました。保育士としては、実際に訪問したり連絡先を交換して密に相談に乗る機会は、ほとんどの場合ないです。でも、DVを受けた過去があって元夫に見つかる可能性があるからスーパーに行くのも怖いのかもしれない、といった想像力を常に持ちたいなと思いました。

事例やグループワークを通して、声をあげられない家庭への支援や、支援につないだ家庭との関わりの難しさを知ることができました。また、モデルケースから子ども食卓を利用する家庭の背景には、家庭によって様々な悩みや不安があること、支援者は家庭に食品や生活用品を届けるだけでなく、利用者さんと信頼関係を築きながら家庭にあった支援を提供したり、他施設と連携したりなど様々な役割があることがわかりました。モデルケースで話し合った、利用者さんと話す言葉ひとつひとつに気をつけたり、行動や言葉の背景から本当の気持ちを汲み取ったりなど支援者の利用者さんへの関わり方は、保育の現場でも保護者と保育者の関わりの中でとても重要だと思い、改めて支援の仕方について考えることができました。貴重なお話をありがとうございました。

以前、授業の中でちょうど病児保育について考える機会がありました。現代の子育て支援家庭の形態に合わせて、新しい形の支援がもっともっと必要なんだろうなと考えていました。宅食や病児保育など、今に合わせた事業の話をお聞きできて、知りたかったことが知れました。ありがとうございました。

初めはなかなか目が合わなかったり、会話がほとんどないお母さんでも何度も会ったり、声を掛けたりすることで少しずつ心を開いていったことがとても印象に残りました。 利用者さんの言葉や行動の中に真意が含まれていることを考えながら関わって行くことは保育でもできることだと感じました。梱包に参加した時のものがそれぞれの家庭に届いて喜んでもらえていることがわかったので次の梱包の機会にはさらに大切に扱いたいなと思いました。

今日のモデルケースで、えんまるさんの利用者の様子を聞いて、様々な悩みを抱えている人がいることを実感しました。利用者さん一人一人抱えていることは違うので、担当者さんもその利用者さんに合わせての対応が大切であることを実感しました。モデルケースをした時に、モデルケースの6文から様々なことを読み取ることができることを感じました。

以前から、えんまるさんの活動にぐるんぱとして参加させていただいていましたが、ひとり親家庭さんについてみんなで考える大事な機会になったと思います。ありがとうございました。ひとり親さんが、SOSの声を出しづらいという現状がありながらも、実際にあったお母さんの様子から、親御さん・そして子どもたちの行動が、何かしらのSOSサインを表していた、ということがとても印象的でした。これは、ひとり親家庭さんだけではなく、関わる人全てに言えることだと思うし、言いにくいことであればあるほど、そのサインに気付くことに重要性があると感じました。そのため、どんな些細なことでも、そのサインに気付ける人になりたいと強く思いました。加えて、親御さんの性格に合わせて、手紙を使ったり、直接話せる機会を作ったりと、その方に合った支援方法を考える大切さも、学びました。